礼節ある上司のチームは高い業績を上げる

こんばんは。鷹取智子(たかとり ともこ)です。

 

当ブログでご紹介している『Think Civility「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』によると、

 

チームメンバーに丁重な態度で公平に接すると、メンバー個人としても、チーム全体としても高い業績を上げることがわかった。

 

コストコの創業者、ジェームス・シネガルは、従業員は株主よりも重要だと考えた。

 

こまめに店舗に足を運び、働く人達に挨拶をした。自分が感謝していることを伝えるためだ。

 

コストコの従業員、一人当たりの売り上げは、ライバルの2倍近くになっている。

 

また、従業員の定着率が高く、離職率も業界の基準に照らすと非常に低い。離職率が低いことは、年間数億ドルのコスト削減につながっている

 

あなたが今まで出会った上司や先輩は、あなたに敬意や思いやりを示してくれましたか?

 

そしてあなた自身は部下や後輩に対して、礼節ある態度で接していますか?

 

 

私がふと思い出したのは、新卒で入社した航空会社で最初に配属された部のダンディーな部長の顔。

 

初フライトの日、緊張して何時間も前に出社した私。準備を終えてそわそわしている私を見て部長は、

 

「お腹空きませんか?軽く何か食べにに行きませんか?」と誘ってくださったのです。

 

私はビックリしましたが、社食でランチをご一緒することに。部長なんて雲の上の人。そんな人から初日に食事に誘われるなんて・・・

 

そしてもっと驚いたのは、部長の私に対しての言葉遣い、立ち居振る舞い、態度すべてが丁寧だったこと!まるでお客様のように丁重に接してくださったのです。

 

そして緊張する私をリラックスさせようと、仕事以外の趣味のお話をしてくださったことを良く覚えています。

 

「あぁ、私は素晴らしい会社に入って素敵な上司の元で働けて幸せだな。お客様に対してはもちろんのこと、会社のためにも頑張って早く一人前になろう!そしていつか私も部長のような人になれるよう精進しよう」と強く心に誓いました。

 

「後輩ができても偉ぶることは絶対したくない、思いやりを持って接していこう」と将来のビジョンまで見えたのです。部長の礼節ある態度、凄い影響力ですよね。

 

きっと部長は自然と私に接してくださったのだと思います。

 

しかしながら結果、私のモチベーションや忠誠心は急激にアップしました。

 

部長は他のメンバーにも同じように接していたはずです。ですからきっと部の業績にも寄与されていたのだと思うのです。

 

はたしてそこまで想像しているリーダーはどれだけいるのでしょうか?礼節の重要性を理解していれば、ハラスメントなんてなくなるはずですよね。

 

礼節がお客様に対してだけでなく、メンバーの間でも自然と実践される職場が増えて欲しい。そう心から願っています。

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

takatori tomoko

日本航空CAとして12年間接客に従事。                 
ラストの5年間は後輩育成に携わり、人財育成の難しさ、
やりがいを感じ自身もコーチング、NLP
(コミュニケーション心理学)など研鑽を重ね、 
2006年に研修講師・コーチへとしてのキャリアをスタートさせる。
                
人財育成コンサルタントとして「ビジネスマナー研修」
「コミュニーケーション研修」などを提供。
ビジネスコーチングも実施している。

詳しいプロフィールはこちら