人の心の中に潜む「7種類のオウム」

あなたは自分のことを客観視できていますか?

 

私は、と言うと少しだけ俯瞰して自分を見ることができるようになったと思っています。でも以前は自分のことを理解できておらず、苦しんでいた時期がありました。

 

そんなとき、NLP(コミュニケーション心理学)に出会い、はじめて「思い込み」と言うコトバを知ったのです。

 

・「~すべきだ」

 

・「~してはいけない」

 

と言う思い込みに囚われていたことに気づき、呆然としたことを覚えています。

 

『実践 ポジティブ心理学』によると、人の心の中には7種類のオウムが潜んでいるとのこと。

 

1.批判オウム

他人を批判しがち。曖昧な状況を嫌う。白黒ハッキリつけたい

 

2.正義オウム

何が公平で正しいか気にしがち。「~すべきだ」

 

3.負けオウム

自分と他人を比較し、落ち込むことが多い

 

4.あきらめオウム

自分で状況は変えられない。「自分はできない」と思っている

 

5.心配オウム

将来に対して悲観的。何かうまくいかないと全てがうまくいかないのでは?と心配する

 

6.謝りオウム

問題が起こると、自己関連づけをしてしまう。自らを責めた結果、

自己評価や自尊心を下げる

 

7.無関心オウム

何事にも「我、関せず」の立場をとる。面倒なことを避けようとするため、自分と周囲の意欲を喪失させる

 

あなたの心の中には、これらのオウムいませんか?

 

私の中にもいましたよ。

 

「失敗してはいけない」「完璧じゃなきゃダメ」「人に甘えてはいけない」「全て自己責任だ」などの思い込みで、自分の首をしめていたのです・・・

 

でもね、それらの思い込みに気づけばある程度こっちのもの。(笑)

 

そこから選びなおすことが可能なんですよね。「そのオウム、これからも本当に必要?」って。

 

この7種類のオウムのうち、自分が心の中にどのオウムを飼っているのか、たいていの人は自己判断できる。

 

オウムを意識することで、その状況から何を学んだか理解し、このサイクルを繰り返すことで自分の考え方に柔軟性を持たせることができるようになる。

 

そうそう!と頷いてしまいました。

 

今思い返すと、私が最初に就いたCAと言う仕事では「失敗」は許されませんでした。

 

その時の経験はもちろん今の人生に役立っているけど、状況によっては辛く苦しい思い込みとなってしまう・・・

 

それに失敗から得られることって沢山ありますよね。今までの人生を思い返しても、失敗やピンチがチャンスになったり、自己成長に繋がったから。

 

そして、何より失敗を恐れて行動できなくなることは避けたい。

 

だから不要なオウムちゃんを手放したいときには、

 

「今まで私を守ってくれてありがとう!もうあなたがいなくても大丈夫。サヨナラ」とお礼を伝え、心の中からリリースするようにしています。

 

自分の人生。

 

考え方も、仕事も、行動も、使う言葉も「選びなおすことが可能」なんですよね。

 

あなたは何を選びますか?

 

何を手放しますか?

 

 

 

この記事を書いた人

takatori tomoko

日本航空CAとして12年間接客に従事。                 
ラストの5年間は後輩育成に携わり、人財育成の難しさ、
やりがいを感じ自身もコーチング、NLP
(コミュニケーション心理学)など研鑽を重ね、 
2006年に研修講師・コーチへとしてのキャリアをスタートさせる。
                
人財育成コンサルタントとして「ビジネスマナー研修」
「コミュニーケーション研修」などを提供。
ビジネスコーチングも実施している。

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