ついネガティブ思考になってしまうあなたへ

こんにちは。
鷹取智子(たかとりともこ)です。

 

あなたにはこんな経験、ありませんか?

 

・「いつもならすぐに彼から返信があるのにないってことは、嫌われたのかな?それとも他に好きな女性ができたとか?」と眠れなくなる

 

・「仕事で小さいけどミスをしてしまった。今まで頑張ってきた全てが台無しになっちゃうかも。プロジェクト外されたらどうしよう」など不安になる

 

そして、悩みを友人や同僚に相談すると、

 

「たまたま彼が忙しいからじゃない?月末だし」

 

「そんな小さなミスだけで、プロジェクト外される?そんな訳ないでしょ。何か確実な根拠あるの?」

 

と言われ、ハッと我に返る。

 

「そうだよね、ネガティブに考えすぎていたな。私も友人の相談には客観的にアドバイスできるのに、どうして自分のこととなると視野が狭くなってしまうのかな?」

 

そんな風に思ったことありませんか?私には多々ありますよ。

 

これは“認知の歪み”と言うストレスをためやすい考え方のパターンで、アメリカの精神科医のアーロン・ベックが基礎を築いたと言われる新しい認知療法だそうです。

 

そうです、こんな風に考えてしまうのはあなたや私だけではないのです。

 

そしてそう考えてしまう多くの場合、ストレスがあったり疲れたり体調が悪い時だったりしませんか?

 

いくつか“認知の歪み”のパターンをご紹介しますね。あなたにもあてはまるもの、ありますか?

 

1.全か無か思考

いわゆる完璧主義。白か黒でジャッジしてしまう。私も昔、まさにこれでしたが(笑)自分も苦しいし、周りにも無意識にそれを強要しちゃうから空回り・・・

 

2.一般化のしすぎ

1度2度起きた悪いことや失敗を常に当然のごとく起こることだと思い込んでしまう。「いつも」「絶対」「すべて」と言うコトバが口癖の人は、要注意かも。

私自身NLPを学びはじめた頃、NLPの師匠に「私っていつも男運がないんです」と相談したところ、「思い込みじゃない?どんな根拠があって言ってるの?一般化のし過ぎ!」と指摘されました(笑)

 

3.マイナス化思考

良いことも良いと考えられなくなり、悪いことへと置き換えてしまう思考パターン。また、悪いことはもっと悪いことに拡大してしまう・・・

マイナス思考が強くなると、褒められても素直に受け取れなかったり、物事を複雑化や深読みしてしまい、生きるのが本当に辛くなっちゃいますよね。

 

この他、あと7つほど”認知の歪み”にはパターンがあると言われているので、ご興味ある方は調べてみてくださいね。

 

私の経験上、これらの思い込みパターンを手放すには

 

「あ、パターンにはまっているな」と気づくことが大事だと感じています。気づければたいてい手放せます。

 

そしてネガティブになってしまう自分を責めずに認めてあげること。意外と責めちゃう人、多いのではないでしょうか?

 

大丈夫。あなただけではないですし、考え方のパターンは訓練で変えることができますから。私も訓練していくうちにだいぶ思い込みに気づき、手放すことができつつあります。

 

だからまずは、“認知の歪み”や”心理的な思い込み”があることを知ることが第一歩。

 

思い込みに気づくため、私はもう一人の自分(コピーロボット)を自分の右斜め上あたりにいるようなイメージを持つようにしています。

 

そしてコピーちゃんに、

 

「それって本当?」
「思い込みじゃない?」
「そう思う根拠はなに?」
「少しストレスたまってない?」

 

とツッコみ役をお願いするようにしています。一人二役で漫才している感じ(笑)

 

そしてそれだけではどうしても解決できない時は、コーチや信頼できる友人に話を聴いてもらい、視野を広げるよう意識しています。

 

あなたが持っているパターン、ありますか?どのようにしたらそれらを手放せそうですか?

 

お伝えした内容が、何かしらあなたのお役に立てたら嬉しいです^^

この記事を書いた人

takatori tomoko

日本航空CAとして12年間接客に従事。                 
ラストの5年間は後輩育成に携わり、人財育成の難しさ、
やりがいを感じ自身もコーチング、NLP
(コミュニケーション心理学)など研鑽を重ね、 
2006年に研修講師・コーチへとしてのキャリアをスタートさせる。
                
人財育成コンサルタントとして「ビジネスマナー研修」
「コミュニーケーション研修」などを提供。
ビジネスコーチングも実施している。

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