自分にも相手にも誠実でいよう!

こんばんは。
心の魅せ方コンサルタント
鷹取智子(たかとりともこ)です。

 

本音では相手にされたこと、言われたことに対してモヤモヤ・・・
でも、

 

「これくらい受け入れる器がないとダメだよね」

 

「きっと悪気はないのだから、気にし過ぎないようにしなきゃ」

 

このように自分を言い聞かせること、ありませんか?

 

私も自分をそう言い聞かせて本音を押し殺し、心は泣いているのに無理やり顔は笑顔でいること、ありましたよ;;;

 

でもね、もしあなたの心が傷ついているのに無視し続けると、傷ついた心はいつかストレスと言う名の暴走をはじめてしまうかもしれませんね。

 

そして、段々と心は本音を言わなくなってしまい、それが病気や人間関係のトラブルと言う現象となって表面化してしまうことも少なくありません。

 

あるクライアントさんはとても優しくて繊細な女性。困ったことをしてくる相手に「NO」と言えずに困っていらっしゃいました。

 

心の中では「イヤだ!」って思っていたけど、それを伝える勇気がないし、うまくスルーしようとしていたのですがもう限界を感じていたのです。

 

そこであるワークをしていただきました。ポジションチェンジと言う心理ワークです。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

進め方をお伝えします。出来ればABCの3つの椅子を用意します。Aの椅子が自分、Bの椅子が相手、そしてCの椅子が第三者である観察者です。

 

  1. Aの椅子に座り、目の前に相手、Bさんがいることをイメージし、言いたいことをぶちまけます(笑)。いい人ぶるのは辞めて、思っていることをできるだけ出し切ります。
  2. Bの椅子に座り、イタコになったつもりで相手、Bさんになりきってください。1の意見に対してあなたに思うこと、言いたいことをAの椅子に向かってブツブツ言いまくります。
  3. Cの椅子に座り、第三者である架空の人物になりきります。この人は中立的な立場で2人を客観的に見る人です。2人のやり取りを聞いて、感じたこと、あなたと相手へのアドバイスなど気づいたことをどんどん伝えます。

 

これを納得するまで3つの椅子を動きながら続けていくのです。

 

このワークをしたあと、そのクライアントさんは新たな気づきや思いが浮かび上がったそうです。

 

  • その人に優しく対応しないといけないんだ、と勝手に思い込んでいた

 

  • 相手はそこまで求めていないのかも、ちょっと考えすぎだったのかも、と思えた

 

  • 嫌われるのが怖かった

 

などの気づきがあったのです。

 

まずはこのように素直にあなたの心が感じたことを「私、○○って感じているんだね」と気づいて受け入れる。それから客観的に目の前の事象を見て、そこからの気づきやできる行動を洗い出してみる。

 

そうすることで、自分の心に誠実でいられますし、相手にもあなたの気持ちを誠実に伝えることができるのではないでしょうか。

 

一見、我慢をして合わせたり大丈夫なふりをするのは相手への誠実さに見えるかもしれませんが、そのような不自然な関係性にヒビが入るのは時間の問題だと思うのです。

 

それに真の誠実さとは、裏表がない状態のこと。あとはいかに相手にあなたの気持ちを伝えるのか?行動していくのか?がポイントになってきますよね。

 

きっと相手への誠意と伝えたい熱意があれば、上手く伝えられるのではないでしょうか。

 

少し勇気がいるかもしれませんが、もしあなたが何かを我慢しているのなら本音を相手に伝えていくこと、意識してみてはいかがですか?

 

 

この記事を書いた人

takatori tomoko

日本航空CAとして12年間接客に従事。                 
ラストの5年間は後輩育成に携わり、人財育成の難しさ、
やりがいを感じ自身もコーチング、NLP
(コミュニケーション心理学)など研鑽を重ね、 
2006年に研修講師・コーチへとしてのキャリアをスタートさせる。
                
人財育成コンサルタントとして「ビジネスマナー研修」
「コミュニーケーション研修」などを提供。
ビジネスコーチングも実施している。

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