忙しいときほど”ゆっくり丁寧に”を意識する

こんばんは。
心の魅せ方コンサルタント
鷹取智子(たかとりともこ)です。

 

朝、起きてバタバタ。これもしなきゃ、あれもしなきゃと焦っていると手元がゆるみ、メイク道具を床に落としてしまう・・・

 

急ぎの仕事の時に限ってタイプミスをしてしまったり、いつもスムーズにできることなのになぜかできなかったり・・・・

 

そんな経験はありませんか?

 

気が焦ると連動して無意識のうちに動作もガサツになってしまい、ミスが重なってしまうのでしょうか。私にもそんな経験、良くあります;;;

 

でもね、そんな忙しい時ほどいつも以上に1つ1つの動作を丁寧にする、話すスピードもゆっくりにしてみる。

 

すると焦っていた気持ちが落ち着いて、目の前の1つ1つのコトに集中できるようになり、自分のペースを取り戻せるのです。

 

例えばCA時代、満席でのサービス中「早くしなきゃ」と焦っているときに限って後輩はミスをするし、お客様は「早く頼まなきゃ」と言う気持ちになり、機内は殺気立った雰囲気になってしまう・・・

 

研修でも、時間がおしていて焦ってしまい、つい講師側が早口になってしまうと伝えたい内容がうまく相手に伝わらず、結局再度お伝えしないといけない状況に。だったらゆっくり丁寧に1度で伝えれば良かった・・・

 

こちらの焦っている気持ちや動作は、相手にも伝染する傾向にありますよね。

 

また、私が茶道を習い始めたばかりの頃、お点前の順番を忘れないように、早くこの緊張した雰囲気から解放されたい(笑)、と思えば思うほど動作がどんどん早くなってしまいました。

 

それを見た先生から”喝”の一言が飛びます。

 

「動作が早すぎる、もっとゆっくり丁寧に!!!」

 

お茶を点てるまでの1つ1つの動作に心を尽くすことを徹底的に叩きこまれました。お点前と一服のお茶に「おもてなしの心」をいかに込めるのか?が大事なのです。

 

お客様を思ってゆっくり丁寧に心を込めて、を意識する。

 

そうすると自然と自分の心が落ち着いて、ある意味”瞑想”のような効果があることに気づきました。

 

一種のフロー状態になり、次の動作を思い出そうとせずとも勝手に手が動き出す。“今ここ”に心がある状態になると、想像以上に自分のチカラが出せるのです。

 

忙しい時ほどご指導いただいた先生のお顔を思い出し、「ゆっくり丁寧に」を心がけていきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

takatori tomoko

日本航空CAとして12年間接客に従事。                 
ラストの5年間は後輩育成に携わり、人財育成の難しさ、
やりがいを感じ自身もコーチング、NLP
(コミュニケーション心理学)など研鑽を重ね、 
2006年に研修講師・コーチへとしてのキャリアをスタートさせる。
                
人財育成コンサルタントとして「ビジネスマナー研修」
「コミュニーケーション研修」などを提供。
ビジネスコーチングも実施している。

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