自分本位のアドバイスよりも”愛”をこめたコミュニケーションを

こんばんは。
鷹取智子(たかとりともこ)です。

 

もしあなたが信頼する人にアドバイスを求めた場合、どちらのアドバイスに愛を感じますか?

 

A:無難なアドバイスや「あなたが思う通りでいいんじゃない?」との返答

B:「イタタタ」とある意味キツイけど的を得たアドバイス

 

もちろん、それぞれの性格や相談した内容など様々な状況によって捉え方があると思うので、何が正解、というのはないでしょう。

 

でもね、私自身、思い返すと

 

「そこまで言わなくてもいいでしょ」と当時は傷ついた辛辣なアドバイスの方が、今となっては血になり力になっていると感じています。

 

「あぁ、この人は本気で私のことを思っていってくれたんだな」とも思うから。

 

だからその時は多少きつくても、私にとってはBのアドバイスの方が有難いし学びが多い。

 

一方、自分自身が友人や仕事で関わる人たちにアドバイスを求められた際、思うのは

 

「正直、Aの方が楽。だってBを伝えることってパワーがいるし、誤解されたりパワハラと思われるリスクもある。それに相手を思って本音を伝えても、嫌われてしまうかもしれない・・・」

 

そんな風に頭の中でぐるぐるしているうちに、こんな魔のささやきが;;;

 

「リスクをとって私が言わなくても誰か他の人が言うでしょ。その後の関係性やフォローを考えると面倒くさいから、Aでいいのでは?」

 

と気持ちが葛藤することも。

 

あなたの場合はいかがですか?

 

なぜ葛藤するのか?実は昔、まだ私が20代後半でまだかなりとんがっていた(笑)頃のトラウマがあるからなんです。

 

思ったことをあまりにストレートに言ってしまう性格で、周りの友人からは「毒舌」「言い方がキツイ」と言われていました。私としては正直で表裏ない性格、って思っていたんですが(笑)

 

そんな性格だから沢山の失敗をしてきたのですが、今でも後悔していることがあります。

 

当時、良からぬ恋にハマっていた友人から「私、どうしたらいいと思う?」と相談された時のこと。

 

彼女は私とは性格が正反対。控えめで自分の意見を相手に伝えることはあまりしないタイプでした。

 

そんな彼女の性格をいいことに、相手の男性がやりたい放題だったのが許せなかったんです。

 

そこでかなりキツイ言い方で「辞めるべきだ」と助言しました。

 

しかし、彼女は私のアドバイスに「ひどい、傷ついた・・・」と言って私から距離を取ることになり;;;

 

その後、私はかなり落ち込み、本音を言ったことに後悔しました。

 

でもね、今思うのはそれって後悔するポイントが違ったよね、と言うこと。

 

・彼女の気持ちに寄り添うことができていなかった

・どのコトバを選んでどのように伝えたら彼女が傷つかないのか?彼女視点で考えることができなかった

・彼女の気持ちを尊重することよりも、「自分の意見が正しい!」と正論でアドバイスしてしまった

 

一言で言うと、「彼女に対する”愛”の気持ちが足りなかった」のだと思います。

 

「あなたのために言っているのよ」

 

「私の言うことを聞いておいた方が得よ」

 

そんな風に自分の都合でアドバイスしてくる大人っていますよね?そんな大人が大嫌いだったのに、無意識に同じようなことをしていたんだな、と大反省しました。

 

彼女にもう謝ることはできないけど、それ以来自分の”伝え方”に対して工夫をするようになり、コーチングやNLPを学ぶ流れになりました。

 

まだ未熟な点もありますが、いつでも相手に”愛”をこめて、本音で思ったことを伝えていける人でありたいと思っています。

 

楽なAではなく、時には厳しいBのような内容でも、相手の性格や状況を察したうえで伝え方やコトバの選び方、伝えるタイミングを意識して。

 

もちろん相手も私も人間だから、ミスコミュニケーションも起こります。

 

そういう時もめげずに言葉と愛のキャッチボールをしていきたい、そうしていくうちに愛が伝わる、と信じています。

 

あなたはどう思われますか?

この記事を書いた人

takatori tomoko

日本航空CAとして12年間接客に従事。                 
ラストの5年間は後輩育成に携わり、人財育成の難しさ、
やりがいを感じ自身もコーチング、NLP
(コミュニケーション心理学)など研鑽を重ね、 
2006年に研修講師・コーチへとしてのキャリアをスタートさせる。
                
人財育成コンサルタントとして「ビジネスマナー研修」
「コミュニーケーション研修」などを提供。
ビジネスコーチングも実施している。

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